高校情報科を兼業教員が学ぶ

高校生が学ぶ「情報」の授業・教材・その他もろもろについて書きます

教員になってみて気がついたこと

いざ教員になり気がついたのは、教員はクリエイティブ・ワークショップ企画職だということ。自分に無いものを取り入れて勝負しないと、授業は面白くなりません。よく教員は社会経験がないから、とか批判する人は多いですが、社会経験があるからといって、面白い授業ができるわけではありません(そもそも学校も立派な社会だと思いますが、その話はまた別の機会に)。

一斉授業ほど教える側にとって楽なものはないけど、それでは生徒はもちろん、教員もツマラナイ。情報科は実技教科であり、生徒が自分で考え手を動かすことが面白くないと、学びへのきっかけはつかめません。面白いとは何か?何が生徒の心に火をつけるか?それを考えてナビゲートすることが大事で、教員はこれを考え実践し続ける必要があります。

あと、周囲(学校の同僚の先生、支援スタッフ、保護者、民間、世間一般etc)の意見を取り入れることも必要ですが、周囲は必ずしも現場と、指導要領で示されるやるべきことの全体を把握しているわけではありません。授業をする教員本人が、プロとしてぶれないことはとても重要。だからこそ、皆さんのご意見にはどんどん触れたいと思うので、どうぞコメントをください。

 

ちなみに、「情報」の高校学習指導要領の現行版はこちらです(文科省のページのPDFが開きます)。私の学校では「社会と情報」を採用しています。ざっくり言うとこういうことをやります。

「社会と情報」

情報の特徴と情報化が社会に及ぼす影響を理解 させ 、情報機器や情報通信ネットワークなどを適切に活用して情報を収集、処理、表現するとともに効果的にコミュニケーションを行う能力を養い、情報社会に積極的に参画する態度を育てる。
(1) 情報の活用と表現
(2) 情報通信ネットワ ークとコミュニケーション
(3) 情報社会の課題と情報モラル
(4) 望ましい情報社会の構築

学校(管理職)からは、これに加えて「プログラミング」「ビジネス思考」なども加えることが求められています・・・。さーどうする先生。